抄録
日本海佐渡南西沖の海底にはポックマークと呼ばれる窪みが存在することが知られている。ポックマークはその成因として海底下のメタンハイドレートの崩壊が関与している説があり、現在も海底下からのメタンガス湧出が起きている可能性がある。
淡青丸KT05-11次航海において佐渡沖ポックマーク海域付近でニスキン採水器による海水試料の採取をおこなった。海水試料はポックマーク近傍の5ヶ所で採取し、それぞれについてメタン濃度・炭素同位体比の測定をおこなった。5ヶ所の鉛直プロファイルのうち4ヶ所が濃度異常を示し、これは海底からのメタン湧出があることを示唆している。