日本地球化学会年会要旨集
2005年度日本地球化学会第52回年会講演要旨集
セッションID: 1C08
会議情報

課題講演4 地殻-マントル-核の物質循環と固体地球の化学進化
超高圧地球科学の最近の成果
*井上 徹
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
最近の超高圧実験技術の進歩は目ざましく、ダイヤモンドアンビル装置ではCMB付近での詳細な研究が可能になり、最近はCMB直上でポストペロブスカイト転移が起こることが話題となっている。一方、我々愛媛大学のグループは、マルチアンビル装置の大容積という特徴を生かして、焼結ダイヤモンドによる超高圧発生、及び超高圧高温下での弾性波速度測定に取り組んでいる。本レビューでは愛媛大学で現在行われている研究を中心に、最近、超高圧実験から明らかになった知見を紹介する。また、最近の超高圧実験結果を基に、地球内部での水の重要性についても言及しようと思う。
著者関連情報
© 2005 日本地球化学会
前の記事 次の記事
feedback
Top