抄録
中部沖縄トラフ伊平屋海嶺北部海丘熱水域でNSSシステムに取り付けられたピストンコアラーで採取したコア試料に関して間隙水化学組成および堆積物の分析を行った。コア試料は4カ所で採取され、熱水依存化学合成生物群集の認められる場所と、それ以外の場所の試料を得た。分析の結果、生物群集が認められる場所で間隙水が淡水で薄められていた。また、ほぼ一様に間隙水のカリウム濃度が高い傾向があり岩石と水の反応が起こっている、すなわち風化が進んでいることが確認された。その他、地下微生物活動との関連にも注目した議論を行う。