日本地球化学会年会要旨集
2006年度日本地球化学会第53回年会講演要旨集
セッションID: 2C01
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課題講演-4 核・放射化学と宇宙・地球化学の接点
超新星による初期太陽系消滅核種合成の可能性
瀧川 晶三木 順哉橘 省吾Gary R. Huss
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抄録
消滅核種の初期太陽系における存在度は様々な隕石の研究によって明らかにされてきた。これらの消滅核種は、高エネルギー粒子線の照射や恒星内での元素合成によってつくられたと考えられる。近年その存在が明確になった60Feの初期太陽系における存在度は、太陽系形成直前に超新星での元素合成があったことを示唆している。本講演では、超新星爆発時の元素合成モデルを用いて、60Feをはじめとする太陽系の消滅核種の存在度を説明しうる超新星の条件を検討する。また、太陽系形成の場に関しての考察もおこなう予定である。
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© 2006 日本地球化学会
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