抄録
炭素質コンドライト中に含まれるCalcium-Aluminium rich inclusions (CAIs)の化学組成・同位体組成は原始太陽系初期の化学的進化を理解する上で重要な役割を担っている。本研究では、Mg同位体分析の予備実験によって標準値(26Al/27Al)0よりも高い値を示したAllende隕石中CAIのペロブスカイトに着目し、CAI内部に点在しているペロブスカイトとCAIを囲んでいるWark-Lovering rim中に偏析しているペロブスカイトの希土類元素パターン及びMg同位体分析を行った。また、ペロブスカイトの周辺鉱物であるヒボナイトやスピネルの希土類元素パターンにも着目することで鉱物間の元素の挙動の関連性について調べた。