抄録
西表島にある沖縄県最大の流域面積をもつ浦内川を調査対象とし、河口から源流域までの河川水の化学組成を調べた。調査は2004年11月18-21日、および12月18日の計5日間行なわれた。その結果、浦内川の水質はNa-Cl型であり、海塩の影響を受けているといえる。河川水中のCl濃度は平均19 mg/Lとなり、沖縄島北部河川水のCl濃度(平均25 mg/L)と比べて低い値を示した。これは、浦内川の流程の長さや地形的な特長によるものと思われる。その他の化学種も測定したので、これらについても報告したい。