日本地球化学会年会要旨集
2008年度日本地球化学会第55回年会講演要旨集
セッションID: 2A05 03-05
会議情報
新しいサンプルリターン時代の分析法・体制とその成果
スターダスト探査機によりWild 2彗星から地球に持ち帰られた試料
*Scott A. Sandford
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
スターダスト探査機は2004年1月にWild 2彗星のコマからダスト試料を採取し、2006年1月に地球に持ち帰った。試料は非常に不均一な組成の鉱物と有機物の混合物であり、これは彗星が複雑な生成史を有することを示す。本講演では、スターダスト計画の概要を紹介し、その結果から彗星の性質や太陽系の起源について何がわかったかについて述べる。また、彗星有機物が地球での生命の起源に重要な役割を果たした可能性があることから、試料中に見つかった有機物についても議論する。
著者関連情報
© 2008 日本地球化学会
前の記事 次の記事
feedback
Top