日本地球化学会年会要旨集
2008年度日本地球化学会第55回年会講演要旨集
セッションID: 2P46 19-P05
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水圏環境地球化学
硝酸性窒素汚染が進む地下水の地球化学特性-下総台地北西部-
*村松 容一荒井 寛未中山 ふみ乃近藤 史也
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キーワード: 硝酸性窒素, 野田市
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抄録
水質汚濁防止法による環境基準を超える全国の地下水汚染事例のうち約4割が硝酸・亜硝酸性窒素によるものであり(環境省,2007),東京理科大学野田キャンパスのある野田市では深度約20mより浅い自由地下水で,硝酸性窒素による汚染が進んでいる(村松・福田,2006)。今回,野田市全域の自由地下水を対象に,水質組成を調査して硝酸性窒素汚染の二次元的な広がりを明らかにするとともに,窒素・硫黄安定同位体比を測定して硝酸性窒素の汚染源を特定した。さらに、高硝酸性窒素汚染の進む1地点で長期連続の採水分析を実施し,地下水の硝酸性窒素濃度へ与える化学肥料の経時的影響,および降水の自由地下水への涵養を検討した。
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© 2008 日本地球化学会
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