日本地球化学会年会要旨集
2009年度日本地球化学会第56回年会講演要旨集
セッションID: 2P38 18-P02
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大気圏・水圏とそれらの相互作用、気候変化
サンゴ骨格中の鉛同位体比を用いた最終融氷期における南太平洋東部の環境復元
*井上 麻夕里, 横山 祐典, 谷水 雅治, 鈴木 淳, 川幡 穂高
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抄録
IODP Exp.310では、ターミネーションIにおける、より正確な海水準変動と環境変遷の復元を目的としてタヒチ周辺海域においてサンゴ礁の掘削が行われた。本研究では、その掘削コア試料中のハマサンゴ属(Porites spp.)の骨格に含まれる鉛同位体比を用いて最終融氷期の海洋環境復元を試みた。測定の結果、サンゴ試料中の鉛同位体比はアンデス中部の地殻に含まれる鉛同位体比と整合的な値を示しており、南アメリカ西縁部から南東貿易風により風送塵がタヒチ周辺海域まで輸送されていることが示唆された。また、melt water pulse 1A前後において同位体比に有意な変動が見られ、この期間、南東貿易風の変動が大きかった可能性が示唆された。
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© 2009 日本地球化学会
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