日本地球化学会年会要旨集
2011年度日本地球化学会第58回年会講演要旨集
セッションID: 1B19
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セッション1 大気微量成分の地球化学と相互作用
エアロゾル中の鉄化学種及び溶解性の解明:陸域と海洋のエアロゾル中の鉄化学種の比較
*古川 丈真高橋 嘉夫植松 光夫
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抄録
海洋表層の鉄濃度が植物プランクトンの活動を制限している海域を高栄養塩-低クロロフィル(HNLC)海域と呼び、この海域は全海洋の約20%を占める (Martin and Fitzwater, 1988)。エアロゾル中の鉄は、HNLC海域への鉄の重要な供給源であり、海洋一次生産の増加は、光合成による大気中二酸化炭素濃度の減少に繋がるため、エアロゾル中の鉄に関する研究は盛んに行われている。しかし、植物プランクトンは大気経由の鉄を全て利用でいる訳ではなく、利用できるか否かは、鉄の溶解性、つまり鉄の化学種に依存する。そのため、このようなエアロゾルを介した生物地球化学サイクルや炭素循環の解明には、エアロゾル中の鉄化学種の解明が必要である。そこで本研究では、XAFS法によるエアロゾル中の鉄化学種の同定と、MQ水による鉄抽出実験を組み合わせる事により、鉄の溶出メカニズムを明らかにした。
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© 2011 日本地球化学会
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