日本地球化学会年会要旨集
2011年度日本地球化学会第58回年会講演要旨集
セッションID: 1B20
会議情報
セッション1 大気微量成分の地球化学と相互作用
高生物生産海域における海洋表層水中のDMS分布の制限因子 ―EI-PTR-MSを用いたDMS連続測定に基づく検討―
*亀山 宗彦谷本 浩志猪俣 敏奥沢 和浩角皆 潤石井 雅男笹野 大輔吉川 久幸
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
海洋は大気DMSの主要な放出源であり、植物プランクトン生体内で作られるDMSPがDMSの主な前駆体物質といわれているが、DMSの生成・消失には様々な生物地球化学過程が関係するため極めて複雑であり、その包括的な理解には至っていない。生成・消失過程の理解は今後の地球環境変化に対する海洋から大気へのDMS放出量の変化の見積もりを行うためにも重要な課題である。我々はバブリング型気液平衡器とPTR-MSを組み合わせた溶存揮発性有機化合物の連続定量装置(EI-PTR-MS)を開発し、北太平洋高生物生産海域で高時空間分解能のDMS濃度分布を取得した。本研究ではDMSの濃度分布とpCO2の連続測定から計算される純群集生産との間に良い相関(r2 = 0.68、n = 279)があり、純群集生産が本研究海域のDMSの分布を決めるキーパラメータとなる可能性を見出した。
著者関連情報
© 2011 日本地球化学会
前の記事 次の記事
feedback
Top