日本地球化学会年会要旨集
2012年度日本地球化学会第59回年会講演要旨集
セッションID: 2A01
会議情報

G4 鉱物境界面の地球化学、水-岩石相互作用
バライト中のセレンを用いたredox計の開発
*徳永 紘平横山 由佳大森 恵理子川口 慎介高橋 嘉夫
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
本研究の目的は、バライト中のセレン(Se)の化学種から、バライトが沈殿した熱水や海水の酸化還元(redox)状態を復元する手法を開発することである。Seのバライトへの取り込みが溶液中のセレン酸(SeVI)と亜セレン酸(SeIV)の比率によりどう異なるかを理解するため、pH8の海水条件及びpH4の熱水条件で実験を行い、Seの固液分配比及びSeの価数比の変動を明らかにした。pH8とpH4のどちらの条件でも、溶液中のSeVI/SeIV比に対応したバライトへのSeIVとSeVIの取り込みが見られた。このことから、バライト中のSeの価数比を用いることで酸化還元環境が復元できることが明らかとなった。更に詳細なredoxに対する応答を調べるために、固相中のセレンの価数比から沈殿時の溶液中のEhを推定する検量線を作成した。詳しい結果については、講演で紹介する。
著者関連情報
© 2012 日本地球化学会
前の記事 次の記事
feedback
Top