日本地球化学会年会要旨集
2013年度日本地球化学会第60回年会講演要旨集
セッションID: 1P41
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G14 固体地球化学(全般)
黒潮古陸は再浮上するか? ―地球化学図からテクトニクスを読む―
*田中 剛
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抄録
地球化学図は,元素分布の1次情報を図化したものである.今井ほか(2004)は,全国で約3000の川床堆積物を採集/分析した.結果は一言で言えば,『地質と鉱床を反映した』地球化学図であった. 城森ら(Geochem. J. 2013)は,同一の川床堆積物試料を用いて,その87Sr/86Sr同位体比を測定した.その四国,紀伊半島地域の空間分布(地球化学図)は四万十帯が花崗岩や片麻岩を含む北の領家帯よりも87Sr/86Sr同位体比が高く,さらには四万十帯でも若い南方ほど,同位体比がより高くなっている事である.より若い南帯の87Sr/86Sr同位体比ほど一層高い,その理由はなぜだろうか?この事象を説明する最も容易な仮定は,南方の太平洋中により古い供給源を仮定する事であろう.より供給源に近い南帯ほど87Sr/86Sr同位体比が高い事を説明し易い.黒潮古陸は再浮上するのだろうか?  
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© 2013 日本地球化学会
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