日本地球化学会年会要旨集
2013年度日本地球化学会第60回年会講演要旨集
セッションID: 2B07
会議情報

G17 分析化学・物理化学
ETV-MC-ICPMS法による微少量タングステン同位体分析法の開発
*岡林 識起坂田 周平平田 岳史
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
本研究ではW同位体分析の高感度化をめざし、ETV-MC-ICPMS法の開発をおこなった。Nixon et al. (1974) によるETV法の開発以来、試料の蒸発はArガス下で行なうのが一般的であったが、本研究ではより熱伝導性の高いHeガスをガラスチャンバー内に導入した。その結果、Arガス下ではノイズの入った不安定な信号であったのに対し、Heガス下ではスムーズで安定したWの信号が得られることがわかった。また、本研究で開発したETV-MC-ICPMS法では、∼10 ngのW試料から±0.5ε(2SE, n=5)で182W/184W比を得ることができた。この結果は、Heガスを用いたETV-MC-ICPMS法が高感度W同位体分析に適した分析手法であることを示しているといえる。
著者関連情報
© 2013 日本地球化学会
前の記事 次の記事
feedback
Top