日本地球化学会年会要旨集
2014年度日本地球化学会第61回年会講演要旨集
セッションID: 1P35
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G10 水圏環境の地球化学
都市域における環境中のヒ素の挙動に関する研究
*青木 隆太朗小豆川 勝見松尾 基之
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キーワード: ヒ素, 都市域, 鉄共沈, 環境水, 土壌
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抄録
FeはAsに対し高い吸着能を持ち、高効率にAsの共沈を起こすことが明らかになっている。また、国内の天然のAsは非汚染地域の土壌においても2~5 mg/kg存在し、低濃度ながらも環境中への溶出の可能性は大いにある。これらの知見から、本研究では都市域のような非汚染地域においても、Feが多く見られる地点では鉄共沈によって天然由来のAsが濃集していると推測し、検証を行った。土壌、水試料共にAsの基準値を超過する地点を確認した。特にFeの析出物を多く含む土壌試料には高濃度のAsを確認した。FeとAsに高い正の相関が見られたことから、Asに対するFeの吸着能が大きく起因していることが考えられ、環境中でFeが多く析出している地点において鉄共沈によりAsの濃集が起きる可能性があることが示唆された。
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© 2014 日本地球化学会
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