日本地球化学会年会要旨集
2014年度日本地球化学会第61回年会講演要旨集
セッションID: 1A13
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G04 鉱物境界面の地球化学、水−岩石相互作用
1:1電解質(Na+L-)中でのナノサイズアルミニウムケイ酸塩による微量鉛の吸着 :バッチ実験と表面錯体モデリング
*牛山 智樹福士 圭介
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抄録
鉛は有害元素としてよく知られており溶存体は人体に入ると知能症や神経症を引き起こす危険な物質である。そのため休廃止鉱山に残された鉱山廃石から溶出する鉛が土壌・水質汚染をもたらすことが懸念されている。鉱山廃石から溶けだした鉛は微量であるため、鉛の移動は地球表層に存在する鉱物の吸着により支配されると考えられる(Derivr, 1997)。地球表層には微結晶アルミニウムケイ酸塩(NAS)が多く存在するが(Manaka, 2006)鉛に関するNASの吸着挙動は研究されていない。また、吸着挙動は水質により大きく変化する。土壌における吸着実験に関して陰イオンを変化させると価数が等しくても吸着挙動が異なるという報告がある(Pinskii, 2014)。本研究では様々な水質条件下、特に電解質陰イオンの違いに注目してNASにおける鉛の吸着実験を行い、得られたデータから表面錯体モデリングにより吸着化学反応を特定化することで、水質条件が及ぼす吸着挙動への影響を理解することを目的とした。
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© 2014 日本地球化学会
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