日本地球化学会年会要旨集
2014年度日本地球化学会第61回年会講演要旨集
セッションID: 3P09
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S1  北陸地方を中心とした大気水圏化学-高低差4000mの地球化学
能登地域における大気エアロゾルナノ粒子の特性評価
*鬼塚 大史松木 篤畑 光彦古内 正美侯 麗
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キーワード: ナノ粒子, 化学組成
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抄録

PM2.5よりさらに細かいナノ粒子(<100m)は、呼吸器に吸引されると容易に胸深部に沈着し、非常に高い健康リスクを示すことが懸念されている。また太陽光を散乱、吸収することから、気候変動の観点でも大きなインパクトを持つ。ナノ粒子は大気環境中に遍在しているが、発生源が多種多様である上に、挙動は非常に複雑である為、粒径選別された詳細な化学成分情報を含む大気中ナノ粒子の特性と大気汚染の影響に関してはほとんど知られていない。そこで本研究では、能登半島先端に拠点(37.45°N, 137.36°E)をもつ能登スーパーサイト「NOTOGRO」において、粒子を慣性によって低圧損、高流量で粒子を捕集できる「Nanosampler」を用いたフィルタ捕集を行った。

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© 2014 日本地球化学会
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