主催: 日本地球化学会年会要旨集
2010年9~10月に伊平屋北海丘で行われたIODP Exp. 331において,複数の人工熱水孔が形成された.その後,掘削孔の経過観察を目的とした潜航調査が複数回実施され,Hole C0016Aでは25ヶ月で高さ15 mにチムニーが急成長しており,熱水・生物・チムニーが採取されている.本研究では,これらのチムニーの記載・化学分析を行い,その生成機構や地球化学的特徴を明らかにする.また,JAMSTECで遂行中である人工熱水孔を利用した黒鉱養殖プロジェクトについても紹介する.