日本地球化学会年会要旨集
2016年度日本地球化学会第63回年会講演要旨集
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G08 生物と有機物の地球化学
圧力誘起凍結濃縮によるアミノ酸の脱水縮合反応
高橋 修也*鍵 裕之藤本 千賀子小松 一生篠崎 彩子三村 耕一西田 民人
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p. 31-

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抄録

代表的なアミノ酸であるアラニンをその飽和水溶液とともに5 GPa以上に加圧すると、室温条件で脱水縮合反応が起こりオリゴペプチドが生成することが報告された(Fujimoto et al., 2015)。これまで、アミノ酸の脱水縮合反応は水が共存する条件では起こりにくいと考えられていたため、水が共存する条件でのオリゴペプチドの生成は、新たな生体関連物質の生成の場として高圧条件が重要であることを示唆している。ここではアラニン水溶液の高圧下での挙動を観察し、脱水縮合反応のメカニズムを考察する。

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© 2016 日本地球化学会
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