認証標準物質(CRM)を用いた分析の妥当性評価は分析値の信頼性担保に有効な手段である。PM2.5試料分析においては、大気粉じん及び発生源の認証標準物質を分析の妥当性評価に用いる事ができる。PM2.5成分測定マニュアル(環境省水・大気環境局,2013改訂)は30種の無機元素を測定対象項目として示しているが、全ての元素について認証値が付与されたCRMは市販されていない。そこで分析者間での比較に利用できるよう大気粉じん及び発生源の認証標準物質の54元素を定量し、その特徴を明確にした。加えて大気粉じん試料の発生源解析に有効と考えられている鉛同位体比も分析し、その特徴を明らかにした。