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本研究ではコンドライト隕石全岩のSr同位体分析を、(i) 耐酸性粒子の完全分解、(ii) 質量分析計の高精度化、(iii) 同一バッチからNd同位体異常の検出 といった観点から再検討した。 地球–EC–OCの同位体組成はμ84Sr–μ150Ndプロット上において、s過程の担体であるプレソーラー粒子の不均質分布で説明可能であった。一方で、CCのSr–Nd同位体組成は同一の機構では説明不可能であった。そこで各CCから、Sr・Ndを多量に含むCAIの寄与をマスバランス計算によって取り除いた。結果として、CAIを取り除いたCCの同位体組成は、EC・OC同様にs核種担体の不均質分布で説明可能であることがわかった。原始太陽系星雲内の熱過程で粒子の選択的な蒸発が起きたこと、CAIや熱過程の際に再凝縮した難揮発性ダストがCC母天体の形成領域へと不均質に輸送されたことが必要である。