日本地球化学会年会要旨集
2020年度日本地球化学会第67回年会講演要旨集
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G7 素過程を対象とした地球化学
低温条件におけるモノハイドロカルサイトの生成
*北島 卓磨福士 圭介関根 康人依田 優大Baasansuren GankhurelDavaadorj Davaasuren武市 泰男高橋 嘉夫
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p. 98-

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抄録

モノハイドロカルサイト(CaCO3・H2O:MHC)はカルシウム炭酸塩の準安定相であり、地質学的に希少な鉱物である。天然ではアルカリ塩湖のような特殊な環境でしか見られないが、実験室ではCaとMgを溶かした溶液にNa2CO3を添加することで容易に合成できる。また、MHCは安定相のアラゴナイトへ変質する際にヒ素やリンなどの複数の汚染物質を取り込むことが知られており、環境浄化材料として注目されている。しかし、合成の際に共存する非晶質マグネシウム炭酸塩(AMC)がMHCの吸着作用を阻害することが分かっており、AMCを含まないMHCの合成が重要な課題となっている。本研究は野外調査による天然MHCの観察結果を得た。さらに合成実験を行うことで、低温環境によってAMCの無いMHCを合成できることを明らかにした。

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