日本地球化学会年会要旨集
2021年度日本地球化学会第68回年会講演要旨集
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G08 地球深部から表層にわたる元素移動と地球の化学進化
グリーンランドIsuaの太古代かんらん岩の希ガス分析から探る初期マントルの交代作用
*福島 菜奈絵角野 浩史森下 知晃Juan Miguel Guotana西尾 郁也谷 健一郎Pedro WatertonKristoffer Szilas
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p. 120-

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抄録

本研究ではグリーンランド南部の Isua supracrustal belt (ISB) に産する太古代のかんらん岩体を対象として希ガス同位体分析を行い、かんらん岩体が受けた蛇紋岩化の影響を評価した上で、試料が保持している太古代マントルの情報を引き出すことを目的とした。一試料を用いた予察的な分析で得られた希ガス同位体比からは放射壊変に由来する希ガスが大量に含まれていることが明らかとなっており、もとのマントルおよび 蛇紋岩化に寄与した流体の情報を引き出すには至っていない。今後は、かんらん石やスピネルといった鉱物ごとに分離した上でまず破砕法を実施することで、岩石が保持する地球初期のマントルの希ガス同位体比の解明を目指す。

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