主催: 日本地球化学会年会要旨集
会議名: 2022年度日本地球化学会第69回年会講演要旨集
回次: 69
開催日: 2022/09/05 - 2022/09/16
p. 161-
硝酸イオンの安定同位体比を測定するには, 硝酸を亜硝酸に還元した後に一酸化二窒素に変換し質量分析を行うが, 従来法では一酸化二窒素の安定同位体比の測定精度が±0.1 ‰にも関わらず, 硝酸のそれらはおよそ±0.5 ‰程度に低下した.測定精度低下の原因は一酸化二窒素への変換過程にあり, 3種の硝酸同位体標準物質の同位体比とそれらの測定値で作成する検量線のばらつきが大きいことが原因だった. 本研究では変換過程を見直し, 酢酸-酢酸ナトリウム緩衝溶液を用いて反応時のpHを安定させ, 検量線のばらつきを小さくすることに成功した.以上を踏まえ,改良法を駿河湾で得られた海水試料に応用した結果を紹介する.