日本地球化学会年会要旨集
2022年度日本地球化学会第69回年会講演要旨集
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G3 海洋の地球化学
東部インド洋におけるビキニ核実験起源プルトニウムの輸送過程
*山田 正俊鄭 建
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p. 164-

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抄録

東部インド洋において海水中の239+240Pu濃度と240Pu/239Pu同位体比の鉛直分布を測定し、Pu同位体の起源の推定とビキニ核実験起源Puの輸送過程を考察した。東オーストラリア海盆における239+240Pu濃度は、深さとともに増加し水深200mにおいて極大を示した。その後徐々に減少し、海底直上において2.90 mBq/m3であった。海水柱中の239+240Puのインベントリは、32.8 Bq/m2 であり、同緯度帯におけるグローバルフォールアウトによる積算降下量に比べて4倍高い値を示した。また、海水柱中の240Pu/239Pu同位体比の平均値は0.242であり、グローバルフォールアウト比に比べて有意に大きく、ビキニ核実験起源のプルトニウムがインド洋に存在することを初めて明らかにした。

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