日本地球化学会年会要旨集
2022年度日本地球化学会第69回年会講演要旨集
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G7 素過程を対象とした地球化学
現世の海底露岩域で生成する鉄マンガン酸化物の性状とクラストや団塊の多様性
*臼井 朗柏原 輝彦山岡 香子高橋 嘉夫日野 ひかり
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p. 23-

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抄録

遠洋の露岩域には鉄マンガン酸化物の被覆が発達し,特に長期間無堆積や浸食の環境にある海底にはマンガンクラスト(コバルトリッチ鉄マンガンクラストとも呼ぶ)が,概ね普遍的に分布している。これらは,全ての大洋域の広い水深帯において,1,000万年の地質年代を超えて成長を続けていることがわかっている。これらの酸化物の集合体は多様な化学組成,鉱物組成,成長構造を示し,その時間的空間的変化の多様性の解明は,一つの重要な課題となっている。ここでは,北西太平洋域に分布するクラスト最表層部,岩石への被覆物に加えて,現場沈着実験得られた酸化物などの化学分析,形態観察,鉱物分析などをもとに,現世の酸化物と海洋水の構造,変化との関係を考察する。

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© 2022 日本地球化学会
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