日本地球化学会年会要旨集
2022年度日本地球化学会第69回年会講演要旨集
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G7 素過程を対象とした地球化学
レアアースイオン吸着型鉱床の形成規制要因:年代やReactive transport modelからの考察
*田中 啓資長澤 真高橋 嘉夫
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p. 22-

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抄録

希土類元素(REE)は、近年の様々な高性能工業製品に用いられている一方で、地域的な偏在性による供給リスクがある。イオン吸着型鉱床(IAD)は、常温でREEが抽出可能で、資源的な価値が高い重REEに富み、環境に対する負荷も比較的小さいなど優れた特長を持つが、その生成過程には未解明な点が多く、特に年代学的な検討は殆どなされていない。IADのREE濃集部では、風化により生じた粘土鉱物にREEが外圏錯体として弱く吸着するため抽出率が高いと考えられ、このような粘土鉱物は風化の程度が中程度である温帯地域で生成されやすい。そのため本研究では、温帯である日本の年代が異なる風化花崗岩から生成した風化花崗岩試料(大隅半島、広島県大竹市、田上山、山梨県甲府市、福島県石川町、秋田県太平山の国内計6箇所)を用いて、IAD形成過程やそれを規制する要因について考察を行った。

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