主催: 日本地球化学会年会要旨集
会議名: 2022年度日本地球化学会第69回年会講演要旨集
回次: 69
開催日: 2022/09/05 - 2022/09/16
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日本の太平洋沖にはシャツキー海台という超巨大火山体があり、北東側にはパパニン海嶺と応神ライズ海山群という多数の海山が存在する。我々は50個を越える海山から採取した玄武岩のホウ素と塩素含有量を定量した。分析は日本原子力研究開発機構の研究炉JRR-3の熱中性子ガイドビームに設置された即発ガンマ線分析装置(PGA)で行った。玄武岩試料のホウ素含有量は、パパニン海嶺の海山が40-130 ppm、応神ライズ海山群が10-100 ppmと、変質の少ない海洋底(<2 ppm)よりも有意に高い値を示した。一方、塩素含有量は、パパニン海嶺の海山が20-230 ppm、応神ライズ海山群が20-160 ppmであった。これは、変質の少ない海洋底の値(<500 ppm)の範囲内であった。