日本地球化学会年会要旨集
2022年度日本地球化学会第69回年会講演要旨集
会議情報

G4 初期地球から現在までの生命圏の地球化学
リンゴ酸モノアンモニウム塩から作成したプロテノイドミクロスフェアの粒径制御
*髙橋 清楓三田 肇
著者情報
キーワード: 化学進化, ポリアミノ酸
会議録・要旨集 フリー

p. 8-

詳細
抄録

オパーリンは生命の起源について化学進化説を提唱した。Foxと原田らは、リンゴ酸モノアンモニウム塩を加熱してタンパク質様物質を形成し、プロテノイドミクロスフィアと呼ばれるμmスケールの球状粒子が形成されることを発見した。この過程は、化学進化説の第3段階に相当し、熱水条件下で起こるものと考えられる。本研究では、第4段階の機能を持つ高分子物質について、プロテノイドミクロスフェアへの吸着や取り込みの様子を有機物を用いて観察する。その際に粒子が非常に小さいことから、粒子を大きくすることを検討した。その結果、KClを加えるタイミングとプロテノイドミクロスフェア形成時の放冷方法によって粒径に変化がみられた。この結果は今後プロテノイドミクロスフェアを観察するうえで役立つと考えている。

著者関連情報
© 2022 日本地球化学会
前の記事 次の記事
feedback
Top