日本地球化学会年会要旨集
2022年度日本地球化学会第69回年会講演要旨集
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S1 地球化学で拓く地球掘削科学
沖縄トラフ熱水域の掘削コア試料を用いた年代学研究
*石橋 純一郎板谷 優志尾上 哲治岡崎 裕典冨田 麻起子豊田 新新井 和乃
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p. 94-

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抄録

沖縄トラフの伊江山熱水域で実施された科学掘削で得られた堆積物コアでは、海底下深度 53-65mbsfに重晶石や閃亜鉛鉱などに富む鉱化層が見いだされた。この重晶石について年代測定を行い、226Ra-210Pb年代として20-90年、ESR年代として350-1050年という鉱化年代を得た。一方、掘削地点周辺の3地点で採取した表層堆積物において海底下0.15-0.2 mbsfから得られた浮遊性有孔虫の放射性炭素年代測定により900-1500年という暦年代を得た。堆積作用が継続する期間よりも鉱化年代が若いことから、鉱化作用は海底下で進行したことが制約される。

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