日本地球化学会年会要旨集
2022年度日本地球化学会第69回年会講演要旨集
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S1 地球化学で拓く地球掘削科学
海底掘削試料から明らかになった鬼界カルデラ火山噴出物の特徴
*中岡 礼奈金子 克哉島 伸和鈴木 桂子清杉 孝司羽生 毅山本 由弦松野 哲男清水 賢杉岡 裕子巽 好幸
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p. 95-

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抄録

鬼界カルデラ火山は7300年前の鬼界アカホヤ噴火や9.5万年前の鬼界葛原噴火など超巨大噴火を繰り返す火山で、海底と陸上の調査を組み合わせることで、詳細な噴火史を検討することができる。本研究では、まだ不明なことが多い海底の大規模噴火噴出物ついて、反射法地震探査で明らかになった地下構造をもとに、ちきゅうのSCOREプログラムでコア試料を採取した。火山ガラスの化学組成分析から陸上堆積物との対比を行った結果、2回の大規模噴火噴出物が海底にも厚く堆積していることや、鬼界アカホヤ噴出物は海底でも2枚のユニットに分かれることが明らかとなった。また、鬼界カルデラ周辺で広範囲で実施したピストンコア試料の火山ガラスの化学組成の特徴から、鬼界アカホヤ噴出物は噴火が進むにつれ、遠方には到達しにくくなった可能性が示唆される。

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© 2022 日本地球化学会
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