主催: 日本地球化学会年会要旨集
会議名: 2023年度日本地球化学会第70回年会講演要旨集
回次: 70
開催日: 2023/09/14 - 2023/09/24
p. 174-
霧島山のえびの高原(硫黄山)では2018年4月に水蒸気噴火が発生し, この噴火で生じた火口の一部では現在も熱水供給が続いている. 2023年5月以降にはpHが0未満で溶存Cl濃度が100,000 mg/Lを超える非常に強い酸性のCl型熱水が観測された. この様な火口跡に湧く熱水はδD-δ18O図上での傾きが約2.3と小さく, 一部の熱水はマグマ性蒸気よりも重いδD, δ18O値を示す. これらの超酸性熱水は火口跡での蒸発によってD, 18O, あるいは溶存するH+ やCl-を濃縮していると考えられる.