日本地球化学会年会要旨集
2023年度日本地球化学会第70回年会講演要旨集
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G9 地球化学のための最先端計測法の開発、および、境界領域への挑戦
レーザーアブレーション分流ICP質量分析法による局所オスミウム同位体比分析法の開発
*仁木 創太平田 岳史
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p. 179-

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抄録

超苦鉄質岩体の形成過程を詳細に解明することは地殻・マントルダイナミクスの解明の上で重要である。本研究では超苦鉄質岩体の形成史解明に不可欠な年代情報を抽出するため190Pt-186Os同位体系および187Re-187Os同位体系に着目し、レーザーアブレーションICP質量分析法(LA-ICP-MS)を用いた白金族鉱物に対する局所Os同位体比測定法を開発した。実際の同位体分析では、レーザーアブレーションにより試料表面から放出される粒子を分岐して多重検出方式のICP質量分析装置(MC-ICP-MS)と四重極型ICP質量分析装置(ICP-Q-MS)に試料導入を行い(レーザーアブレーション分流法;LASS)、2機のICP-MSによる同時測定を実施した。Os同位体比の測定にはMC-ICP-MSを用い、親元素と娘元素の比であるRe/OsおよびPt/Osの測定にはICP-Q-MSを用いた。本発表では開発したLASS-ICP-MSによる局所Os同位体分析法の精度と正確性について評価し、本手法の日本列島形成史を含む地球史学研究への応用可能性について議論する。

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© 2023 日本地球化学会
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