日本地球化学会年会要旨集
2023年度日本地球化学会第70回年会講演要旨集
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G9 地球化学のための最先端計測法の開発、および、境界領域への挑戦
ど素人による分析技術開発・制御機構開発,そしてラボ運営
*石村 豊穂
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p. 180-

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抄録

石村(2021,地球化学) では,「極微量炭酸塩の高精度安定同位体比分析の実現:ナノグラム領域の新たな環境解析」として,高感度安定同位体組成定量システム(MICAL)の紹介と近年の多分野にまたがる応用研究,そして分析に際しての課題と今後の展望について報告した。本発表では,素人が試行錯誤と職人技で世界最高水準の炭酸塩・CO2安定同位体分析システムを構築した過程について,その開発プロセスの裏話や,どのように分析の質を担保し,ラボを維持してきたかについて簡潔に御紹介する。「ど素人」と題したとおり,学生時代は地質学・微古生物学に専従しており,分析化学やプロセス設計,ハードウェアやソフトウェア開発などに関して専門的な教育を受けてはいない。一方で,微量炭酸塩分析と応用研究の質を保証するためには,関連分析装置も開発して総合分析体制を構築し,国際標準試料の評価や研究基盤の拡大などの関連作業を行う必要があった。

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