日本地球化学会年会要旨集
2023年度日本地球化学会第70回年会講演要旨集
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G9 地球化学のための最先端計測法の開発、および、境界領域への挑戦
ラマン質量分析装置を用いた炭酸カルシウムの酸素同位体比の試み
*井上 裕貴熊谷 和華山本 順司
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p. 181-

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抄録

本研究では耳石をはじめとした微小領域における炭酸カルシウムの酸素同位体比分析の手法開発を目指した。炭酸カルシウムの同位体組成は単結晶内でもマイクロメートルオーダーで変化する。そこで、微小領域における酸素同位体比の分析手法の開発を目指した。私たちは空間分解能が優れ、非破壊で測定可能な顕微ラマン分光法に注目した。これまでラマン分光法を用いた同位体比分析の例はなく、多くは同位体の定性にとどまっている。本研究ではラマンスペクトルから炭酸カルシウムの酸素同位体比の誤差が最高で4.1‰まで向上し、天然への応用の可能性について議論する。

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© 2023 日本地球化学会
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