日本地球化学会年会要旨集
2023年度日本地球化学会第70回年会講演要旨集
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S2 変わりゆく極域:地球化学から見えてきたこと
西部北極海の後期完新世環境復元(予察結果)
*山本 正伸清家 弘治ポリアク レオニドゲメリ ローラジョ ヨンジン内田 翔馬小林 稔小野寺 丈尚太郎村山 雅史岩井 雅夫山本 裕二ジョルダン リチャード山田 桂堀川 恵司朝日 博史安藤 卓人鈴木 健太加 三千宣永淵 修ダヴィド ロイックスザレク レナータ菅沼 悠介大森 貴之完新世北極古気候 ・古海洋研究チ ーム
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p. 203-

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抄録

近年,北極圏で起きている海洋・陸域環境の変化の解明と影響の評価が急務である.本研究では,20-21世紀の海洋・陸域環境の変化が,近過去にはみられない急速かつ振幅の大きなものであるかどうかを,古環境解析の結果から検討する.MR22-06C航海を2022年8-9月に実施し,ボーフォート海の4地点で長短あわせて32本(コア長合計56 m)の堆積物コアを採取した. 2022年11月には高知コアセンターにおいてコアの測定,記載,分割作業を行い,各研究機関へ試料の配付を行った.マッケンジー川河口付近のMT1地点とMT2地点で過去3000年間を6年解像度,バロー沖のBC2地点で過去1500年間を3年解像度,BC2-2地点では過去500年間を1年解像度で連続的な環境復元が可能である.海底コアを用いた高い時間解像度での環境復元により,多様な環境情報を復元し,新規な知見を得ることが期待できる.

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© 2023 日本地球化学会
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