日本地球化学会年会要旨集
2023年度日本地球化学会第70回年会講演要旨集
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G3 海洋の地球化学
大阪湾における生物活性微量元素に関する研究
*中口 譲橘 武蔵白井 翔清水 大河江口 充鄭 臨潔宗林 由樹
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p. 63-

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抄録

大阪湾は2つの開口部を持ち、淀川、大和川、猪名川など大小様々な河川が流れ込む閉鎖性の強い海域である。海域の地形は、東部海域は水深20m以浅と浅い平坦な地形となっているが、西部海域は海峡に向かって深くなっており、最大深度は100mと深い。かつて大阪湾は高度経済成長期には工場および家庭排水から供給される多量の窒素、リンなどの栄養塩により富栄養化となり頻繁に赤潮が観測された。その後法規制により栄養塩は徐々に減少し、近年では貧栄養となってきた。大阪湾の化学成分については、富栄養化という観点から窒素、リンなどの栄養塩に関する情報は暇がないが、植物プランクトンの増殖に不可欠な微量元素に関する研究例はほとんど行われていない。本研究においては特に生物活性微量元素位置づけられる、Al, Mn, Fe, Co, Ni, Cu, Zn, Cd, PbおよびSeの鉛直分布ならびにその分布を支配する要因について解明することを目的に研究を行った。

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