日本地球化学会年会要旨集
2024年度日本地球化学会第71回年会講演要旨集
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G5 古気候・古環境解析
アメリカ合衆国に分布するK-Pg境界層のイリジウムと他元素の濃度
*佐野 貴司石本 光憲佐藤 峰南石川 晃
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p. 105-

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抄録

我々はアメリカ合衆国のコロラド州とノースダコタ州の6地点の陸成層から採取したK-Pg層を対象として研究を行っている。本研究では、この中で、Pyramid Butte (PB)と名付けられたノースダコタ州の地層を主な対象とした。この地点のK-Pg層は球晶を含む厚さ約5 cmの泥炭層であり、これよりも下位には総厚が約1 mの泥炭層、上位には総厚が約1 mのシルト層が堆積している。シルト層は泥炭層に比べてSiO2、Sc, Ce, Nd, Th等の濃度が有意に高いことが確認された。K-Pg層でのIrスパイク(>>1ppb)は確認できなかったが、Niについては、下位5-10 cm部分で有意に高い定量値が得られた。また、Crについては、K-Pg層とこれよりも上位10 cm程度までは、他の地層に比べて高い値が得られた。

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