日本地球化学会年会要旨集
2024年度日本地球化学会第71回年会講演要旨集
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G10 地球化学全般(地球化学の融合セッション)
青森県西部,岩木山を構成する第四紀火山岩類のマグマ成因:全岩化学組成およびSr・Nd同位体比からの制約
*若山 知真折橋 裕二淺原 良浩佐々木 実新正 裕尚大澤 崇人
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p. 234-

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抄録

岩木山は青森県西部に位置する活火山で,東北日本弧第四紀火山の帯状配列において森吉火山列に属する(中川ほか, 1986).その活動史は噴出年代と活動様式の違いにより0.35~0.2 Maの第1期,0.2~0.03 Maの第2期,0.03 Ma~現在の第3期に分けられる (佐々木ほか, 1996).第1期および第2期の火山噴出物と第3期の火山噴出物との間には主要元素のTiO2やP2O5の組成に顕著な違いが見られ,また,第3期の組成変化は苦鉄質と珪長質マグマの混合であることが指摘されている(佐々木, 2015; 佐々木ほか, 2009).一方,マグマ成因の詳細な考察には,現在報告されている主要元素や放射年代のデータ以外にも微量元素および同位体のデータが必要である。本研究では,佐々木ほか (1996)においてK-Ar年代値が報告されている火山岩試料を中心に,岩木山の3つの活動期から得た計17試料に対し,主要元素およびホウ素を含む微量元素組成とSr・Nd同位体組成(87Sr/86Sr,143Nd/144Nd)の分析を行い,岩木山の活動ステージを通したマグマ成因とその変遷史について考察を行った.

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