日本地球化学会年会要旨集
2024年度日本地球化学会第71回年会講演要旨集
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S2 地球掘削かがく
コア試料アーカイブハーフ利活用の可能性を探る ~白亜紀-古第三紀境界コアの分析例〜
*黒田 潤一郎太田 映関 有沙池原 実村山 雅史松崎 琢也久保 雄介
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p. 256-

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抄録

国際深海掘削計画は2025年から新しいフェーズに入り、IODP-cubedが始まる。その一方で、これまで50年以上続く科学海洋掘削で得られたコアサンプルやデータは、今後も研究に利活用される重要な科学資産であり続ける。特に、アーカイブハーフ試料は掘削回収されたままの姿で保管されており、生物大量絶滅などのサンプルリクエスト圧の高い層準であっても、非破壊分析が可能である。今回の発表では、インド洋メンテレー海盆において掘削回収された白亜紀-古第三紀(K-Pg)境界の層準と、南太平洋ロードハウ海台において掘削回収されたK-Pg境界の層準の非破壊分析の結果を紹介し、その利活用の可能性と課題を探る。

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© 2024 日本地球化学会
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