国際プログラムであるGEOTRACESの展開に伴い、海水のREE 濃度はもとよりNd同位体比のデータも飛躍的に増加しており、今後もその傾向は継続することが予想される。こうしたことを背景にほぼ同じ海域で異なる時期に採取した海水のデータの比較が可能となっている。従って、数年場合によっては十年以上、或いは季節の違いによるこうしたデータの変化を議論する下地が整っている。講演では北太平洋(Piepgras and Jacobsen (1988)とAmakawa et al. (2018)のデータの比較)、大西洋、南シナ海などの幾つかの海域の事例に言及し、経時変化や季節変化がどの程度認められるのか議論を行う予定である。