日本地球化学会年会要旨集
2024年度日本地球化学会第71回年会講演要旨集
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G3 海洋の地球化学
太平洋における溶存微量金属元素の分布と表層堆積物中の鉱物組成および親生物元素との関係
*佐藤 航鄭 臨潔野坂 裕一村山 愛子入野 智久西岡 純南 秀樹宗林 由樹
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p. 53-

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抄録

海洋における溶存態微量金属元素の底層水における分布を決める要因としては,堆積物の評価が不可欠である。本研究では特にアルミニウムの分布に注目して考察する。アルミニウムは三価の金属であり,海水中では加水分解して粒子を形成する傾向が強い元素である。そのため海水中での平均滞留時間も数十年程度と短く,鉛直分布は一般的にスキャベンジング型を有し,表層において高濃度で下層にいくにつれて減少する傾向を示しているが,底層では増加する。この底層水の分布は,粒子態の存在だけでは説明がつかず,堆積物の鉱物組成や親生物元素との関係も考えられる。本研究では,国際GEOTRACES計画によって行われた太平洋の縦断および横断観測により溶存物質と,堆積物中の鉱物組成,微量金属および親生物元素の関係について考察する。

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