主催: 日本地球化学会年会要旨集
会議名: 2024年度日本地球化学会第71回年会講演要旨集
回次: 71
開催日: 2024/09/18 - 2024/09/20
p. 72-
228Raは海洋環境において溶存性核種であり、供給源は沿岸堆積物や浅層大陸棚で供給後は海水と共に循環する。半減期の短い (5.75年) 228Raの濃度変動を反映して、沿岸域の表層海水では、228Ra濃度(および228Ra/226Ra放射能比)が高くなる。本研究では、228Raを海水循環の化学トレーサーとして利用し、北海道南東の道東沿岸~沖合域における海水循環を議論する。2018年から2024年に、道東海域にて表層海水約20 L/試料を採水した。海水試料よりBaSO4共沈法でラジウム同位体を分離・回収し、低バックグラウンドガンマ線測定法により、226Raおよび228Ra濃度を測定した。得られた228Ra濃度分布より道東の複雑な海水循環を議論する。