日本地球化学会年会要旨集
2025年度日本地球化学会第72回年会講演要旨集
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G2 環境地球化学・放射化学
人形峠鉱さいたい積場の浅地中から表層環境におけるウラン等元素の移行挙動とメカニズムの解明
*徳永 紘平高橋 嘉夫渡辺 勇輔香西 直文
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p. 14-

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抄録

原子力機構人形峠環境技術センターでは、旧ウラン鉱床を通ってウラン (U)が溶存した浅部地下水を鉱さいたい積場で一次処理している。鉱さいたい積場では天然の浄化作用により、地下水 (坑水)中のUは水酸化鉄等に吸着・共沈して堆積している。こうした天然の浄化システムにおいてUの固定及び、固定されていたUの溶出挙動を解明することは、表層近傍におけるアクチノイドの動きを理解する上で重要である。これまでに、人形峠センターの表層環境において堆積物中に多く含まれる鉄鉱物がU等元素の挙動に大きな影響を与えることを示す分析結果が得られた。一方で、鉄鉱物は土壌の酸化還元電位 (Eh)や酸性度 (pH)に応じて化学状態が変化するため、鉄鉱物に一度固定された元素がそのままの状態で保持され続けるとは限らない。そこで本研究では、鉱さいたい積場の浅地堆積物中のU濃度や価数・結合状態を、特にEh変化の観点から検討した結果を報告する。

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