日本地球化学会年会要旨集
2025年度日本地球化学会第72回年会講演要旨集
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G7 素過程を対象とした地球化学
フェリエライト型ゼオライト合成におけるアルミニウムの溶解条件の検討
*神谷 奈津美風間 遥貴本島 亮磨田伏 永西 宏二
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p. 175-

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抄録

構造規定剤無添加条件下におけるフェリエライト型ゼオライトの合成法について検討を行った。原料であるアルミ源をアルカリで溶解した後、ケイ素源と混ぜて水熱合成することによって生成物を得た。アルミ源をアルカリで溶解する際の温度を変化させて影響を見たところ、70℃以上で溶解した条件では再現性よくフェリエライトが生成した一方で、比較的温度の低い条件においては副生成物が観察された。そこで、アルミ源溶解後に得られる生成物を同定したところ、フェリエライトが生成した条件における前駆体では水酸化アルミニウムの中でもギブサイトが生成しており、温度の低い条件ではそれに多形であるノルドストランダイトなどが共に生成していることがわかった。 以上の結果より、構造規定剤を用いずにフェリエライトを合成するためには、水熱合成前の前駆体の段階でギブサイトが生成している必要があることが示唆された。

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