日本地球化学会年会要旨集
2025年度日本地球化学会第72回年会講演要旨集
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G10 地球化学全般
地球物理・地球化学データの統合解析によるGeofluid Mapping
*岩森 光Geofluid Mapping Team
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p. 224-

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抄録

(1) 地球物理学的な観測データ(地震波速度、電気伝導度、熱流量など)および地球化学的観測データ(溶岩組成、地下水組成など)を統合解析し、地下の岩質、Geofluidの種類と量、およびそれらの分布形状に関するパラメター(アスペクト比や連結度)を逆問題として解く手法を開発した(Iwamori et al., 2021; Kuwatani et al., 2023)。(2) この手法を東北地方中央部、栗駒火山周辺に応用し、地下40㎞までの領域では、火山・非火山地域を問わずマグマが深部に広く分布すること、またそのマグマから水が放出され、高い流体圧により地震を誘起していることなど、マグマ―水―地震の関連性が具体的に明らかとなった(Iwamori et al., 2025)。(3) マグマや水の分布・圧力のマッピングを広域的に展開することで、火山噴火や地震発生のポテンシャル・中長期評価、ひいては減災への貢献が期待される。

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