日本地球化学会年会要旨集
2025年度日本地球化学会第72回年会講演要旨集
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G10 地球化学全般
漢代有銘漆器に対するSEM-EDS分析による含銅漆塗膜の発見
*若木 重行大谷 育恵岡田 文男川崎 教行
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キーワード: , SEM-EDS分析, 漆器,
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p. 230-

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抄録

本研究では、モンゴル国ならびにロシア連邦ブリヤート共和国に所在する漢と同時代の匈奴墓より出土し、日本において修復が行われた漢代の有銘漆器を対象として、その漆塗膜に対してエネルギー分散形 X 線分析装置付き電界放出型走査電子顕微鏡(FE-SEM-EDS)を利用した分析・観察を行なった。分析・観察の結果、分析した3点の資料のすべての漆塗膜から銅のシグナルが検出された。銅の濃度分布から一部の資料では銅を含む漆塗膜と銅を含まない漆塗膜を塗り分けていることが推定され、銅の起源が二次的な外部汚染由来ではないことが示唆された。

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