日本地球化学会年会要旨集
2025年度日本地球化学会第72回年会講演要旨集
会議情報

G3 海洋の地球化学
化学組成から見た完新世における沖縄トラフ堆積物の変遷
*田寺 優香
著者情報
キーワード: 東シナ海, 堆積物, 化学組成
会議録・要旨集 フリー

p. 52-

詳細
抄録

沖縄トラフとは琉球諸島の北西に北東方向から南西方向へおよそ1000 km にわたる海底にできた窪地の1つである。北西部は水深600 m程度であり、南東へ向かって徐々に深くなり2000 mに達している場所も存在している。また、この海域における堆積物の化学組成は海洋循環、大陸からのインプット、生物生産など様々な影響を受けている。 そのため本研究では沖縄トラフ周辺海域において木下式グラブ採泥器(K-グラブ採泥器)およびグラビティコアラーにより採取した海底堆積物について、主成分元素および微量元素41元素を測定した。 分析手法は化学分析用に分取した試料に対して、脱塩処理、凍結乾燥、均質化および粉末化を行う。化学組成分析のうち、主成分である10元素ならびに微量元素(Rb、Sr、Y、Zr)についてはガラスビードを作成し、蛍光X線分析装置(XRF)を用いて定量分析を実施した。また希土類元素を含む微量元素40元素については酸分解による前処理の後にICP質量分析計(ICP-MS)を用いて定量分析を行った。また、同じ堆積物コア試料において粒度分析と年代測定を行った。 本研究では沖縄トラフに沿った4地点について化学組成や沖縄トラフにおける分布の特徴について空間的な把握を試みる。

著者関連情報
© 2025 日本地球化学会
前の記事 次の記事
feedback
Top