情報地質
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論説
ファジィバッファープログラムを用いたファジィ集合論の鉱床探査への適用
鈴木 徹三箇 智二
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2002 年 13 巻 3 号 p. 167-173

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抄録
鉱物資源探査分野における探査データの解析方法の一つとしてファジー集合論の適用を試行した。この方法では、まず、既知鉱床と探査指標バッファーを選択する。バッファーとは、地質データ、鉱床データ、地化学探査データ、物理探査データ等の探査指標から一定の間隔で作成された年輪状のポリゴン群のことである。次に、各探査指標及び新規に作成される格子点すべてにメンバーシップ関数を設定し、有望度判定マップを出力するものである。今回、このような一連の解析過程をGISのマクロ言語をカスタマイズすることによって容易に処理できるファジィバッファープログラムを作成した。秋田県北鹿地域(東西31km、南北44km)を対象として検証を行った結果、10%の探査面積で50%の鉱体が発見され、23.5%の探査面積で発見率が80%を超えることが予測され、鉱体発見に関して極めて有効であり、探査が大幅に効率化できるものと予想された。
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© 日本情報地質学会
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