地質学雑誌
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日本地質学会第114年学術大会 2007年 札幌 見学旅行案内書
地質学のふるさと夕張:石炭形成とその前後の時代の地層
保柳 康一川上 源太郎宮坂 省吾
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2007 年 113 巻 Supplement 号 p. S205-S215

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抄録
産炭地であった夕張は様々な地層と岩石が分布し地質学的魅力にあふれ,さらに日本における地質学の発展に大きな貢献をしてきた地域である.なかでも20世紀前半の夕張炭田地質構造の解明とクリッペ・ナッペの発見は,20世紀後半に日高造山論として結実し発展した.さらに,現在では地殻深部の探索,活構造や地形形成との関連,白亜紀以降の地球環境変遷と地層・資源形成の関連などが追及されている.
この見学コースでは,白亜系の最上部から夾炭層である古第三系をへて新第三系までの堆積岩を堆積学とシーケンス層序学の視点から観察する.
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© 2007 日本地質学会
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